コラム・MBTIと流行りのことば
テトエゲンの相性表を埋めてたら、出典があるのは2組だけだった - 残りはうちで埋めた話
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テトエゲンの記事を3本書いたあとで、相性表も作ってほしいと言われた。うちのサイトにはMBTI16タイプの相性表があって、あれがよく見られてるらしいので、同じものをテトエゲンでも、という話。
作った。作ったんだけど、埋めてる途中で手が止まった。埋める根拠が、ほとんどない。
表は下に置いてある。ただ、それより先に「どこまでが出典で、どこからがうちの推測か」を書いておかないと不誠実な表になるので、そっちも一緒に書く。
※テトエゲンに公式の相性表は存在しない。以下の表は、出典で確認できた2組を除いてうちが記事のために埋めた見立てで、遊びとして読んでほしい。テト/エゲン自体、科学的な裏付けはないとされている言葉。
先に表を置く
テト男・テト女・エゲン男・エゲン女の4タイプ同士なので、16マス。同じ組み合わせを裏返したものを1つと数えると、10通り。恋愛での目安として並べるとこうなる。
| / | テト男 | テト女 | エゲン男 | エゲン女 |
|---|---|---|---|---|
| テト男 | ▲ | ▲ | ◎ | ◎ |
| テト女 | ▲ | ▲ | ◎ | ◎ |
| エゲン男 | ◎ | ◎ | △ | △ |
| エゲン女 | ◎ | ◎ | △ | △ |
記号はうちのMBTI相性表と同じにした。◎がとても好相性、○が好相性、△がふつう、▲がすれ違い注意。この表だと○が出てこないけど、友達で見ると出てくる。あとで書く。
で、表を見てすぐ分かると思うんだけど、2×2のブロックが4つ並んでるだけの形になってる。理由は下で書く。
出典があるのは、10通りのうち2組だけだった
テトエゲンの相性について、記事で実際に確認できた記述はひとつだけ。足りない部分を補い合う関係が好まれるとされて、テト男はエゲン女に、エゲン男はテト女に魅力を感じる傾向がある、というもの(Yahoo!ニュースに載った記事)。
つまり出典があるのはテト男×エゲン女とエゲン男×テト女の2組。10通りのうち2組。残りの8組について、誰かが何かを言っているのを俺は見つけられなかった。
テト女×テト女はどうなのか。エゲン男×エゲン男は。そういう話をしてる記事が見当たらない。トレンドとして語られてるのは「補い合う2組」だけで、そこから外れた組み合わせは誰も埋めてない。
これはけっこう普通のことだと思う。テトエゲンは「あの子どっちっぽい?」で使う言葉なので、全組み合わせを網羅する動機がそもそもない。網羅したいのは表を作る側の都合。
なので上の表は、2組が出典・8組がうちの推測という中身になってる。表の見た目からは区別がつかないので、ここに書いておく。
埋めてみたら、10通りが3パターンに潰れた
8組を自分で埋めるとき、根拠にできるのは前の3本で書いた見立てしかない。テト/エゲンは1本の軸で、主導したがるほうがテト、寄り添うほうがエゲン。それだけ。
この1本で組み合わせを分けると、こうなる。
| パターン | 何組 | 恋愛 | 友達 | 出典 |
|---|---|---|---|---|
| テト×エゲン | 4組 | ◎ | ○ | 2組だけあり |
| テト×テト | 3組 | ▲ | ○ | なし |
| エゲン×エゲン | 3組 | △ | ◎ | なし |
10通りが、3パターンにしかならなかった。前に16タイプでも同じことが起きて、4か所に潰れた。軸が1本しかないんだから当然なんだけど、実際に表にすると見た目でわかる。
もうひとつ、埋めながら気づいたことがある。名前についてる「男」「女」が、相性の計算に何も効いてない。 テト男×エゲン女とテト女×エゲン男が同じ評価になるし、テト男×エゲン男も同じになる。軸が主導性だけなので、性別の部分が入ってくる余地がない。
4タイプあるように見えて、相性の話をする分には2タイプしかない。上の表が2×2のブロック4つになってたのは、これが理由。テトエゲンが男女セットの呼び名になってることについては、1本目で韓国側の批判を紹介したので、そっちを見てほしい。
恋愛と友達で、評価が入れ替わる
3パターンしかないと表としてスカスカなので、恋愛と友達を分けた。ここは分けると意味が出る。
テト×エゲンは、片方が決めて片方が合わせる形になりやすい。出典が「補い合う」と言ってるのはこれだと思う。恋愛では◎にした。ただ、決める側にばかり負担が寄ると詰まるので、無条件にいいわけでもない。友達だと役割が固定されにくいので○。
テト×テトは、恋愛だと▲にした。両方が主導したがるので、どっちが決めるかで揉めやすい。ただ友達なら○に上がる。決断が早い者同士なので、遊びに行くとき話が早い。同じ組み合わせで評価がひっくり返るのは、この表でいちばん納得感があった。
エゲン×エゲンは逆。恋愛だと△。ぶつからないけど、何も決まらない。「どこ行く?」が延々続くやつ。ただ友達だと◎にした。お互い気をつかうので、いっしょにいて疲れない。
こう並べると、▲や△が「相性が悪い」を意味してないのが分かると思う。同じ組み合わせが文脈で上下するなら、それは組み合わせの性能じゃなくて、場面との噛み合わせの話だ。
同じタイプ同士が、◎にならなかった
ひとつ、うちのMBTI相性表とねじれてるところがある。あっちは同じタイプ同士が◎になってる。価値観やペースが揃いやすいから、という理由で。でもテトエゲンだと、同じ同士が▲と△に落ちた。
逆をやってるように見えるけど、たぶん筋は通ってる。MBTIの同型は4軸ぜんぶ揃ってる。だから話のテンポも決め方も似る。テトエゲンの同型は、揃ってる軸が1本だけ。しかもその1本が主導権なので、揃うと取り合いになる。
「同じタイプ同士」という言葉が、体系によって指してる中身が違うんだと思う。4本あるうちの全一致と、1本しかない軸の一致は、同じ「一致」じゃない。
テトエゲンの表で同型が上に来ないのは、そういうわけで軸が少ないことの副作用だと見てる。ここは出典が何も言ってない領域なので、うちの推測でしかないけど。
この表でわかるのは、たぶん最初の3秒ぶんだけ
まとめると、
- テトエゲン4タイプの相性は16マス・10通り。ただし出典で確認できたのは2組(テト男×エゲン女・エゲン男×テト女)だけ
- 残り8組はうちが埋めた。根拠は「テト/エゲンは主導性の1本の軸」という前3本の見立て
- その1本で分けると10通りが3パターンに潰れる。名前の「男」「女」は相性の計算に効いていない
- 恋愛と友達で評価が入れ替わる組み合わせがある。▲や△は相性の悪さではなく、場面との噛み合わせ
相性表を作ってと言われて作ってみて、いちばん残ったのは表の薄さだった。マスは16あるのに、中身は3種類しかなくて、そのうち2種類は誰も言ってない。1本の軸で二人のことを決めようとすると、これくらいしか出てこない。
とはいえ、薄いから無駄というわけでもないと思う。「テト女とエゲン男って合うんだって」で会話が始まるなら、それは表の役目としては足りてる。最初の3秒ぶんの情報としては使える。
その先が知りたいなら、軸を増やすしかない。うちの相性診断は二人のMBTIとラブタイプを入れて見るやつで、出てくるのは「こういうところでズレやすいらしい」まで。それでもマス目1個より情報は多い。
出典・関連記事
このシリーズは4本目。言葉の意味と由来はテト女とMBTIの対応表を作ろうとしてやめた話、16タイプごとの見立ては16タイプを線に載せたら4か所にしか分かれなかった話、ラブタイプと並べたのは重なる軸がMBTIのときとは違った話。MBTI16タイプ同士の相性表はMBTI相性早見表にある。
- 「足りない部分を補い合う関係が好まれる。テト男はエゲン女に、エゲン男はテト女に魅力を感じる傾向」という相性の記述(本表で出典がある2組の根拠)と、「科学的な裏付けはなく、あくまでエンタメ的に楽しむことが前提」の記述: Yahoo!ニュース エキスパート(西嶋広美)「韓国のZ世代に流行中の『テトーエゲン』テストとは?」(2025年8月14日)
- テト/エゲンの意味・4タイプの特徴・有名人の例: Forbes JAPAN「『BTSのジョングクはテト男』韓国Z世代発の『テト―エゲン』性格分類とは?」(2025年8月6日)
- ◎○△▲の4段階と、恋愛・友達で分けて見る書き方は「ふたりのトリセツ」のMBTI相性早見表に合わせた
※テトエゲンに公式の相性表・相性理論は存在しません。本記事の表は、上記の出典で確認できた2組を除き、「ふたりのトリセツ」が記事のために埋めた見立てで、エンターテインメント目的の目安です。◎○△▲は組み合わせの優劣を示すものではなく、▲がついた組み合わせがうまくいかないという意味でもありません。テト/エゲンは科学的な裏付けはないとされる言葉で、性別と結びついた分類であることへの批判も出ています。人を判定する道具ではなく、話のとっかかりとして扱っています。
このサイトでできること
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この記事のよくある質問
テトエゲンに公式の相性表はありますか?
ありません。テト/エゲンはSNSから広まった呼び名で、相性の組み合わせを網羅した公式の定義は出ていません。報道で確認できるのは「足りない部分を補い合う関係が好まれる」という見方と、テト男×エゲン女・エゲン男×テト女の2組だけです。本記事の表は、その2組以外を「ふたりのトリセツ」が独自に埋めた、エンターテインメント目的の目安です。
テト女と相性がいいのはどのタイプ?
報道で挙がっているのはエゲン男です。主導したい側と寄り添う側で役割が分かれるため、補い合う関係になりやすいと言われています。ただし同じ理屈でいくとエゲン女との組み合わせも同じ形になり、名前の「男」「女」の部分は相性の見方に影響していません。本記事ではテト×エゲンをひとつのパターンとして扱っています。
「▲すれ違い注意」の組み合わせはうまくいかないの?
そういう意味ではありません。▲をつけたテト×テトは、両方が主導したい側なので決め方で揉めやすい、という目安です。同じ組み合わせを友達として見ると、決断が早い者同士で話が進みやすいため○に上がります。文脈で評価が入れ替わる程度のものなので、関係の見通しを示すものとしては読まないでください。
同じタイプ同士の相性はどう見ればいい?
テト×テトは恋愛で▲・友達で○、エゲン×エゲンは恋愛で△・友達で◎としています。テト同士は決断が早いぶん、決め方でぶつかりやすくなります。エゲン同士はその逆で、ぶつからないかわりになかなか決まりません。いずれも出典のない見立てで、テト/エゲンという1本の軸から導いた推測です。






